カビの防止とカビの落とし方。

ブルーチーズやカマンベールチーズのような美味しいカビは喜ばれますが、革財布にとってカビは大敵になります。
革製品にはどうしてもカビが生えやすい特性があります。
私も先日久しぶりに革の手袋をタンスから出してみると、白いカビが生えていました。
他の衣服にはカビ一つ無かった事から、本当にカビが生えやすい特性なのだと実感してしまいました。

チーズ以外はどこに生えても厄介なカビですが、カビは生えやすい条件があります。
まずカビが繁殖する為に必要な物は『栄養』と『湿度』です。
革財布は普段持ち歩いている事が多い為、自然と湿度と言う条件は揃ってしまいます。
また湿気のある鞄の中や引き出しに入れておく事も条件を揃えているのではないでしょうか。

ではもう一つの条件である『栄養』は一体どんな物なのか?
それは手の油や革用のクリームがカビを生やす栄養になっています。
革製品をケアする為のアイテムがカビを繁殖させる栄養になっているのですから、カビが生えやすい特性は当たり前なのかもしれませんね。
しかし生えやすいからと言ってそのまま放置をする訳にはいきません!
革財布へのカビを予防する方法はとても簡単な事です。

まず一番重要な事は革財布を濡れたままの状態で放置しない事です。
濡れたままにしていると、湿気が溜まりあっと言う間にカビだらけになってしまいます。
なるべく保管を行う際には風通しの良い場所に保管するようにしましょう。
私もなるべく引き出しの中や鞄の中に入れておくよりも、机の上などに置いています。
雨の日は窓を閉めて湿気の無い状態にしています。
それでも不安な時は保存前に乾拭きを行ったり、乾燥剤などを一緒に入れて保管すると良いのではないでしょうか。

しかし気を付けていてもカビが生えてしまう時はあります。
だからと言って心配はありません!小さなカビは簡単に落とす事が出来ます。
革の種類にもよりますが、エナメル革のように革を強力にコーティングしている場合は表面だけを綺麗にするだけで落とす事が出来ます。
ブラッシングをして革用クリームで磨く事で、カビは簡単に落ちます。

スムースレザーの場合は革の内部にまでカビが侵食しているケースがほとんどです。
小さなカビの場合は水に濡らし硬く絞った柔らかい布で拭き取ってあげる事が大切です。
カビの範囲が狭い時は、麺棒などで落とすのも一つの方法になります。
カビを落とした後は風通しの良い場所で日干しを行います。
カビ臭さが無くなればもう完全にカビは落ちていると思います。